【うお座→おひつじ座新月コラム】オクターブの跳躍:プリズムの心が放つ推進力
窓の外では、世界が深い紺青の闇に沈んでいる。2月25日。今夜、月はうお座の最終度数、29度に位置している。 ここは「宇宙のゴミ捨て場」であり「聖なるゆりかご」でもある場所。これまでの1年間の、あるいは数千年の旅路であなたが拾い集めてきた喜び、後悔、愛、そして言いようのない虚無感が、すべて濁流となってあなたの周囲を渦巻いている。
あなたは今、猛烈な「受容」の渦の中にいる。 「なぜ、私ばかりがこんな目に?」 「あの時、ああしていれば」 そんな過去の問いかけさえも、うお座の海はすべてを「妥当」として飲み込んでいく。
けれど、あなたは気づいているはずだ。このまま海に溶けて消えるわけにはいかないことを。 あなたの魂は、このカオスの中から「根底原理」――つまり、自分を自分たらしめる真実のコアを見つけ出し、次の次元へ運ぼうと震えている。
あなたはバスルームの扉を開ける。そこは、一晩で別世界へ移動するための「次元移送室」だ。 手にした瓶の蓋を開けると、これまでにない多層的な香りが立ち上がる。
メリッサ(レモンバーム)の、天界から降り注ぐような透き通った甘さ。 それは「プリズム」の性質そのものだ。この香りを吸い込んだ瞬間、あなたの心は、外部から受けたあらゆる衝撃を「七色の光」へと屈折させる結晶体へと変わる。
湯船に身を沈め、あなたは静かに「検証」を始める。 今まで起きたすべての出来事を、プリズムの光にかざしてみる。 「あの痛みは、私を強くするために有効だった」 「あの失敗は、不要なプライドを削ぎ落とすために妥当だった」
ジュニパーベリーの鋭い香りが、過去への未練をパチパチと焼き切っていく。 うお座の海にいた「漂うあなた」は今、一段高いオクターブへと押し上げられる準備を整えた。 受け入れたすべてが、未来への「有効な燃料」へと変換されていく。
深夜、日付が変わる頃。宇宙に激震が走る。 月がうお座の境界線を越え、おひつじ座0度へ――全宇宙の「最初の一撃」へと足を踏み入れる瞬間だ。
その時、バスルームに漂うジンジャーの刺激が、あなたの魂に火をつける。 プリズムを通過し、七色に分解されたあなたの経験が、一点の焦点へと集束し、爆発的な「推進力」を生み出す。
【イメージワーク:虹のブリッジ】
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湯船の中で、自分の内側が透明なクリスタルでできていると想像してください。
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背後から、これまでの過去のすべてが「白い光」となってあなたに注ぎ込みます。
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あなたというプリズムを通ったその光は、胸の奥で鮮やかな七色の虹へと分かれ、バスタブの外――まだ見ぬ未来の地平線へと、巨大なブリッジ(橋)を架けます。
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その橋は「オクターブ」を越える階段。あなたは重力から解放され、一段高い次元へと魂を跳ね上げます。
「発展」とは、過去の延長線上にはない。 それは、すべてを飲み込んだ後に「全く新しく生まれる」こと。 フランキンセンスの香りが、この壮大な誕生の儀式を、神聖な静寂で見守っている。
一晩が明け、浴室のドアを開けたとき、世界は一変している。 タオルを巻いたあなたの肌には、昨日までの「湿り気」はない。 そこにあるのは、おひつじ座の太陽を浴びる準備が整った、乾いた、そしてエネルギーに満ちた皮膚だ。
おひつじ座の新月は、あなたに教える。 「あなたはもう、何者にも染まらなくていい。あなたは、あなたの光を放射するだけでいい」
昨日まであなたを縛っていた「村」も「役割」も「義務」も、すべてはオクターブの下の階層に置いてきた。 今のあなたは、プリズムを通過し、純化された「光の意志」そのもの。
あなたの言葉は、新しい世界の「根底原理」となる。 あなたの行動は、誰にも真似できない「独創的な創造性」となる。
あなたは鏡の中の自分を見つめる。 そこには、うお座の慈愛と、おひつじ座の勇気を併せ持つ、虹の使者「アイリス」としての顔がある。
プリズムの心を持つ人は、もう二度と暗闇を恐れない。 どんな暗い過去が降り注いでも、それを輝かしい推進力に変えられることを知っているから。
さあ、大きく息を吸って。 オクターブの力を、その足裏に感じて。 境界線を越え、新しい宇宙の最初の一歩を踏み出す時だ。
うお→おひつじ座新月のセイザブーンワーク おわり

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