180°(オポジション)

180度がもつ意味と特徴

 

180度(オポジション)は、出生図において直線上に位置する二つの惑星が対立する関係を表します。これを理解するために、部屋に窓が二つあると考えてみましょう。一つの窓からは美しい海が見え、もう一つの窓からは荒涼とした山々が見えます。しかし、部屋の中央に立つと、両方の景色を同時に見ることはできません。海を見ようとすると背中は山に向かい、山を見ようとすると背中は海に向かう必要があります。

この状況がオポジションの関係を象徴しています。二つの要素が対立し、同時に満たすことが難しい状況です。このアスペクトは次のような特徴を持っています:

  1. 対立と緊張: 二つの惑星が直線上に位置するため、対立や緊張が生じます。それぞれの要素が他方を制限することがあります。
  2. 調整とバランス: オポジションの関係を解決するためには、バランスを取る必要があります。両方の要素を調和させるためには、適切な位置調整が必要です。
  3. 相互補完と成長: オポジションの関係を乗り越えると、異なる要素が相互に補完し、成長を促すことがあります。両方の要素を調和させることで、より豊かな経験が得られます。

要するに、オポジションは直線上に位置する二つの要素が対立する状況を示し、その調整を通じて相互補完し、成長を促すアスペクトです。

 

180度がもつ意味を自転車で例えると…。

 

180度(オポジション)を自転車に例えると、前輪と後輪が逆向きに向かっているような状況です。

自転車に乗っていると、前輪と後輪が逆向きに向かうと、バランスを取るのが難しくなります。前に進もうとする力と後ろに引っ張られる力が互いに対立し、バランスを崩しやすくなります。

オポジションの関係も同じです。出生図において、二つの惑星が180度の角度で対立すると、それぞれのエネルギーが互いに引っ張り合い、対立することでバランスが乱れます。例えば、太陽と月がオポジションの関係にある場合、外向きの自己表現と内向きの感情が互いに対立し、バランスを崩しやすくなります。

このような状況では、自転車でのバランスを取るように、両方のエネルギーを調和させる努力が必要です。オポジションの関係を解決するためには、前に進む力と後ろに引っ張られる力をバランス良く扱い、調整することが重要です。

 

180度のアスペクトが出生図にあった時の捉え方

 

180度(オポジション)が出生図にあると、まるで向かい合う二人がいるような状況です。彼らは異なる方向を向いており、意見や目標が対立することがあります。

たとえば、友人Aと友人Bが一緒に遊びに行く場所を決めようとしています。友人Aはビーチに行きたいと主張し、一方の友人Bは山に登りたいと主張します。この場合、両者は向かい合っており、対立する意見が生じます。

友人Aと友人Bが対立する状況を解決するには、お互いの意見を尊重し、妥協点を見つける必要があります。たとえば、山の近くの湖畔でリラックスしながら山の景色を楽しむことができるかもしれません。

このように、オポジションの関係は二つの要素が対立する状況を示しますが、その対立を乗り越え、妥協点を見つけることで調和を取り戻すことができます。