占いの種類は大きく３つ。世の中に占いは６０００通りあると言われている
占いには約6000種類もあるとされています。代表的なものとしては、星座や惑星の配置を基に未来を予測する「占星術」、手のひらの線を読む「手相」、タロットカードを使った「タロット占い」、生年月日から運命を占う「数秘術」、東洋の「四柱推命」や「易占」、夢の内容を分析する「夢占い」などがあります。さらに、霊感や霊視による占い、コーヒーや茶葉の形状を見る「カフェ占い」や「ティーリーフ占い」など、地域や文化により多種多様な占いが存在します。各占いは、それぞれ独自の方法や哲学に基づいて運命や未来、性格などを解き明かします。以下では、主に３つに分けて占いの種類を解説していこうと思います。
１．卜術（ぼくじゅつ）おみくじやタロットなど
卜術（ぼくじゅつ）は、古代から伝わる占いの一種で、さまざまな物や現象を使って未来を予測したり、現状の問題解決のヒントを得たりします。これには、亀の甲羅や動物の骨を焼いてできた亀裂の形を見る「亀卜（きぼく）」や、竹や棒を使う「筮竹（ぜいちく）」などがあります。
初心者が卜術を理解するためには、身近な例を使うと分かりやすいです。例えば、道端にある石を使った簡単な占いを想像してみましょう。特定の質問を心に思い浮かべて石を一つ拾い、それを投げます。石が落ちた場所や向きによって占いの結果を解釈するのです。
卜術の基本的な考え方は、自然の中にあるランダムな出来事や形に、宇宙や神々からのメッセージが現れるとするものです。こうした形や現象を観察し、それに基づいて意味を見出すことで占いを行います。
現代の例としては、コインを使った「コイントス」や「おみくじ」も卜術の一種といえます。質問に対してコインを投げ、表か裏かで「はい」か「いいえ」を判断します。非常にシンプルですが、卜術の基本的な原理を体験する方法です。
卜術は、偶然の出来事や現象に深い意味を見出すことで、自分の内なる声や直感と向き合う手助けをしてくれます。初心者でも簡単に始められるので、興味がある方はまずシンプルな方法から試してみると良いでしょう。
２．相術（そうじゅつ）手相や人相など
相術（そうじゅつ）は、顔や手相などの身体的特徴をもとに、その人の性格や運命を占う方法です。初心者にもわかりやすいよう、具体的な例を交えて説明しますね。
相術には「顔相」と「手相」があります。顔相では、顔のパーツや表情からその人の運命や性格を読み解きます。たとえば、額が広い人は知恵があり、考え方が広いと言われます。また、目が大きくて輝いている人は、活力に満ち、リーダーシップがあるとされます。
手相では、手のひらの線や形から運命を占います。手のひらには「生命線」「運命線」「感情線」などの線があり、これらの線の長さや形、位置によってその人の人生や性格を知ることができます。たとえば、生命線が長くてはっきりしている人は、健康でエネルギッシュな人生を送る可能性が高いとされています。また、感情線が長くて曲がりくねっている人は、感情豊かで恋愛に情熱的な傾向があるとされます。
相術は、古くから東洋の伝統的な占いとして親しまれてきましたが、現代でもその人気は根強いです。顔や手の特徴を観察することで、自己理解や他人との関係を深める手助けになると考えられています。初心者の方は、まず鏡で自分の顔を観察したり、手のひらの線を見てみることから始めると良いでしょう。
３．命術（めいじゅつ）占星術や九星気学など
命術（めいじゅつ）は、個人の運命や性格、将来の出来事を予測する占いの一種です。これは、生年月日や生まれた時間、場所などの情報をもとに、占い師が特定の法則や理論に基づいて判断します。命術には、四柱推命や九星気学、紫微斗数、占星術など、さまざまな種類があります。ここでは、その基本的な概念について説明します。
命術を「人生の地図」と考えてみましょう。地図には道や目的地、地形などが描かれており、それを読むことでどの道を進むべきかがわかります。同様に、命術は人生の大まかな流れや重要な出来事、注意すべきポイントを示してくれます。
四柱推命を例にとると、生まれた年、月、日、時間の「四柱」をもとに、天干地支（てんかんちし）という陰陽五行の理論を用いて分析します。これにより、その人の性格や運勢、健康状態、人間関係などがわかります。例えば、「木」の要素が強い人は成長や発展を象徴し、クリエイティブで前向きな性格を持つことが多いです。
九星気学では、生まれた年の九星と呼ばれる星をもとに、その年の運勢や適した行動が示されます。例えば、一白水星（いっぱくすいせい）の年に生まれた人は冷静で慎重な性格を持ち、水のように柔軟な対応が得意とされます。
占星術では、太陽や月、惑星の位置が性格や運勢に影響を与えると考えられます。例えば、太陽が牡羊座にある人は、リーダーシップがあり、エネルギッシュであるとされます。
命術の基本的な考え方は「生まれた時の情報をもとに、人生の道しるべを見つける」というものです。初心者でも、少しずつ学ぶことで、自分や周りの人の運命や性格をより深く理解する手助けとなります。
占いとしての人気もメジャーさも星占いがダントツ
星占いは数ある占いの中でも特に人気があります。その理由の一つは、その親しみやすさにあります。12星座に基づく星占いはシンプルで理解しやすく、誰でも自分の星座を簡単に調べることができます。また、雑誌やインターネットで毎日の運勢を手軽に確認できるため、日常生活に取り入れやすいのです。
さらに、星占いは性格や相性を占うことでも有名です。自分の性格を知ることで自己理解が深まり、人間関係をより良くするヒントを得ることができます。特に恋愛や仕事に関するアドバイスが豊富で、多くの人が参考にしています。
また、星占いには長い歴史があり、古代から多くの人々に信じられてきたという背景も信頼感を高めています。占星術の基礎を学ぶことで、星占いの提供する洞察をより深く理解できるようになります。
初心者でも簡単に楽しめる星占いは、今後も愛用する方が増えていく事が見込まれます。
占星術の強みは「世の中に誰一人として同じ結果がない」こと
占星術の強みは、まるで人それぞれの指紋のように、誰一人として同じ結果が出ないことにあります。これは、占星術が個人の生まれた瞬間の天体の配置に基づいており、その配置が人間の性格や運命に影響を与えると信じられているからです。
例えば、同じ星座の人でも、生まれた時間や場所が異なれば、その人の星座や星の配置が微妙に異なります。これは、同じ星座でも個々の人間が持つ要素が異なることを示しています。つまり、占星術は、ある程度の一般性を持ちながらも、個人の特性や環境を考慮した複雑なシステムであると言えます。
このため、占星術は一人一人の個性や運命に合わせて適用されるため、同じ星座であっても、異なる結果が生じるのです。これが占星術の強みであり、面白さでもあります。誰もが自分だけのユニークな星座の世界を持っていると考えると、占星術の魅力がさらに深まります。